今日のわたしに合うケアを見つけよう
季節の変わり目や忙しい毎日、「なんとなく体が重い」「気持ちが落ち着かない」など、言葉にしづらい不調を感じることってありませんか?
そんなとき、アーユルヴェーダのセルフチェックはとても心強い味方になります。
「今のわたしの状態に気づくこと」それが、自分をやさしく整える第一歩です。
今回は、アーユルヴェーダの基本と、簡単にできるセルフチェックの方法、タイプ別の整え方をご紹介します。

アーユルヴェーダの基本:3つのドーシャとは
アーユルヴェーダでは、私たちの体や心は「ヴァータ(風)」「ピッタ(火)」「カパ(水・土)」という3つのエネルギー=ドーシャのバランスで成り立っていると考えます。
本来の体質(プラクリティ)は人それぞれですが、日々の生活の中でこのドーシャのバランスは崩れやすく、心身に不調があらわれることも。
今回チェックしていくのは、「今の状態(ヴィクリティ)」。
いま、どのドーシャが増えすぎているかに気づくことで、必要なセルフケアが見えてきます。
今日の自分をチェックしてみよう
朝起きたとき、仕事がひと段落ついたとき、ふとした隙間時間に。
自分に問いかけてみてください:
最近こんな感覚、ありませんか?
🌀 ヴァータ(風)が増えているとき
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乾燥しやすい(肌や髪がパサつく)
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忙しくて頭がフル回転
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落ち着かず、眠りが浅い
🔥 ピッタ(火)が増えているとき
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イライラしやすい
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胃が熱い/食後にムカムカする
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人に厳しくなりがち
💧 カパ(水・土)が増えているとき
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体が重だるい
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朝起きるのがつらい
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なんとなくやる気が出ない
いくつか当てはまったドーシャが、今のあなたの“ゆらぎ”のサインかもしれません。
ドーシャ別:おすすめのセルフケア
では、それぞれのドーシャが増えているとき、どう整えていけばいいのでしょうか?
日常に取り入れやすいケアをいくつかご紹介します。
ヴァータが増えているときにおすすめ
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白湯やスパイス入りのチャイなど、温かい飲み物をゆっくりと
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スケジュールに余白をつくって、「間」を意識する
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セサミオイルでのセルフマッサージ(アビヤンガ)で安心感を与える
キーワードは「温める・落ち着ける・ルーティン」
ピッタが増えているときにおすすめ
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自然の中を歩いたり、静かな空間での瞑想や呼吸法
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ミント・ローズ・コリアンダーなど、冷性のあるハーブティー
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サンダルウッドやラベンダーなど、クールダウンする香り
キーワードは「冷やす・ゆるめる・優しさ」
カパが増えているときにおすすめ
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朝起きたらまず白湯を飲んで内側から代謝をアップ
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軽めの運動や朝の散歩で巡りを促す
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ジンジャー・ターメリック・ブラックペッパーなどのスパイスを食事にプラス
キーワードは「巡らせる・軽やかに・動き出す
今日からできる「整える習慣」を
セルフチェックを通して、「あ、今ちょっと疲れてるな」「最近イライラしてるかも」と気づくことができたら、それだけで半分整ったようなもの。
完璧じゃなくていい。
小さな気づきと、ちょっとしたケアの積み重ねが、毎日をやさしく整えてくれます。
ぜひ、今日のあなたにぴったりのケアをひとつ、取り入れてみてくださいね。
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