頭痛は、現代病とも言える誰もが一度は経験したことがある症状ではないでしょうか。
長時間の頭痛が続くと、吐き気や食欲不振や不眠症とその他の様々な症状も引き寄せてしまいます。
多くの人が、痛みに耐え鎮痛剤の助けをかりながら乗り切ろうとしているのかもしれません。
アーユルヴェーダの、ホームレメディは即効性のある治療というものではないかもしれませんが、これから紹介するセルフケアが、頭痛のない生活へとなることを願ってご紹介させていただきます。
頭痛とは?
頭痛は、身体と心からのメッセージ。その原因や症状は様々です。頭痛の原因は何なのでしょう。
アーユルヴェーダでは、3種類の頭痛があり、予防と治療は個人の体質にバランスと調和をもたらすことにかかっていると考えられえいます。
アーユルヴェーダでは、心身のどのドーシャのバランスが乱れているかに応じて、ヴァータ、ピッタ、カパに分類します。
ヴァータ頭痛
頭の後ろがズキズキと脈打つような痛みや、痛みがあちこへと移動する場合は、ヴァータ頭痛である可能性があります。首や肩の緊張、背中のはり、大腸の問題(便秘など)、解消されていない恐怖や不安が痛みの原因となることがあります。
緩和法としては、首や肩や背中のこりをほぐす。恐怖や不安を取り除く。
ピッタ頭痛
頭痛がこめかみから始まり頭の中央部の広範囲に広がる場合、それはピッタ頭痛です。胃腸の問題、怒りやイライラが解消されないことが痛みの原因となることがあります。
ピッタ頭痛は、走るような痛み、突き刺すような痛みが特徴で、吐き気やめまい、目の焼けるような感覚も伴います。
緩和法としては、胃腸に負担をかけない食事を心がけ、体温を下げる効果のあるココナッツオイルを用いて、足の裏や頭皮をマッサージしましょう。
カパ頭痛
カパ頭痛は、冬と春、朝と夕方に起こりやすく、咳や鼻水を伴う場合や、かがんだ時に激しい痛みが起こります。鈍痛が起こりその痛みは、頭蓋骨の上部前頭部から額まで下がり、副鼻腔にまで広がることもあります。副鼻腔の詰まり、風邪、インフルエンザ、花粉症、その他アレルギーは、カパ頭痛を引き起こします。
緩和法としては、ユーカリオイルを1滴、お湯の入った洗面器に入れ、タオルで頭を覆い、蒸気を吸い込んで副鼻腔をきれいにします。
頭痛の原因
頭痛の原因は様々です。目からくるもの、不眠症、食物アレルギーによるもの、間違った食生活、過度な旅行、不健康になる人間関係、抑圧された感情、冷えによるもの、首や肩や背中の凝りによるもの、悪い姿勢で長時間に作業を行う、合わない枕を使用するなど・・・
頭痛が頻繁に起こり、それが日増しに悪化しているようである場合は、医師の診察を受けて下さい。
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